ひと夏の教材
- NPO SPE

- 1 日前
- 読了時間: 1分
蝉の声が響いています。息子たちは、幼児期に蝉を捕まえては喜んでいましたが、小6・小4となった今では触れることすらできません。なぜ人は、成長するにつれてできなくなることも増えていくのでしょうか。蝉に関しては、「急に飛ぶ」「手が汚れる」などの経験が恐怖心を生むのかもしれません。あるいは、「高速に動く羽」「硬い殻」など、感覚への敏感さが増したことで不快に感じるのかもしれません。
先日、息子たちは、祖父の家で初めて蝉の羽化を観察しました。帰宅後、自分たちで撮影したスマホの写真を見せながら、「蝉の命は2週間」「羽化するときは光って見える」などの蝉雑学を熱く語りました。
経験は、感性を覆い隠すことがあります。一方で、経験があるからこそ感性を深めることもできます。羽化を見て命の短さを知った息子たちは、蝉に触れることはできなくとも、その鳴き声に切なさを感じることができるかもしれません。
改めて、経験は最高の教材だと感じます。あの日見た羽化の光は、しばらく息子たちの心を照らしてくれるのではないでしょうか。 岸 2026.8.23







コメント